外壁塗装の見極め方は耐用年数だけてはなかった!ひとめで分かるのはコケ

外壁塗装の見極め方は耐用年数だけてはなかった!ひとめで分かるのはコケ

コケについては、ある程度知っているでしょう。コケ(苔)とは、地表や岩の上に這うように成長し、徐々に広がっていく植物です。このコケは、水分を含みやすく、水分を蓄えるチカラがあるので外壁材に付着してしまうと外壁材がジメジメっと湿った状態になります。 もちろん、すぐに深刻な被害が起きるワケではありません。しかし、コケは緑色をしており見た目が悪くなるため、美観のためには外壁塗装にてキレイに塗り直すことをおすすめします。コケにもさまざまな種類がありますが、わりかし、日本に生息するコケは高圧洗浄機などで落としやすいコケだと言われています。また、害があるワケではありません。

目次

外壁塗装 コケが生える原因について

外壁にコケが生えてしまう原因は、建物の環境によるところが大きいでしょう。コケは胞子(コケの元・生殖細胞)が適度な水分と日光が届く場所に風に飛ばされて付着し、そこで胞子が発生します。この湿度や日当たりなど、いわゆるコケが生えやすい自然環境や立地環境にある建物(外壁)であれば、緑色のコケがびっしり付着してしまいます。簡単にいえば、北側は日当たりが悪い方角ですから、常に湿った状態です。外壁塗装をするなら、北側だけでも重点的に行うようにしましょう。調査する場合にも、北側の外壁をチェックすることからはじめます。大半は、日差しのある東側には発生しません。ジメジメした北側や、雨量の多い地域にお住まいの場合には、コケが発生しやすいです。

外壁塗装 耐用年数によるコケ発生リスク

外壁や塗料の劣化による原因もあってコケが発生することもあります。ちなみに、外壁塗装は適したタイミングがあることをご存知でしょうか。外壁塗装用の塗料の耐用年数によって施工することにより、コケが発生しづらくなります。この、耐用年数については一般的に、シリコン塗料であれば約10~13年、フッ素塗料であれば約15~20年程度で塗り替えと言われています。耐用年数のある間は、塗膜がしっかりシールドの役割を果たしてくれます。コケを防ぐためには、タイミングよく外壁塗装を行うことが必要です。もちろん、耐用年数を迎える前に外壁塗装を行うことをおすすめしますが、耐用年数は目安というだけです。絶対10年で外壁塗装しなければならないワケではありません。しかし、耐用年数を過ぎてしまってからは、何が起きるかが分かりませんから、できるだけ、耐用年数にそって外壁塗装を行いましょう。

外壁塗装 コケを放置するとどうなるの?

外壁塗装は費用も割高なので、なかなか意欲的にはなれないでしょう。まして、たかがコケが生えているだけなら放置したくなる方もいるかと思います。しかし、コケを放置してしまうと、さまざまなデメリットが発生する可能性が高まります。例えば、コケは保水力があるので、外壁材が常に湿っている状態です。乾燥することがなければ、外壁材が腐りやすくなり、劣化してしまいます。雨水が浸み込みやすくなります。なお、窯業系サイディングだから安心しているなら間違いです。この外壁材の場合には反りやすくなるので、塗装だけでなく外壁材の張替工事が必要になることもあります。デメリットは、雨漏りが発生しやすくなるだけではありません。湿気によってシロアリなどの害虫被害も発生したり、地域によっては地震などにより倒壊する危険性も少なからずあります。外壁材の目地のコーキングが古くなると隙間風も入りやすくなるので、室内環境までが悪くなることもあるでしょう。さらに、アレルギー症状をもつ家族がいるなら、植物アレルギーによる症状の悪化も気がかりです。放置してしまうと、建物だけでなく、そこで暮らす家族にも被害が生じてしまう可能性もあることを頭に入れておきましょう。

外壁塗装 コケがつかない外壁材やつく外壁材

外壁塗装は経年劣化のみならず、美観のために行いますが、コケが付着しない外壁材はないのでしょうか。もちろん、発生しやすい外壁と発生しづらい外壁材はあります。コケが付着しやすい建材としては、艶消し外壁やモルタル外壁材です。艶消しタイプは表面がザラつきやすく、水を染み込みやすくてコケが生えやすくなります。反対に、コケが生えにくい外壁材となるのはサイディング材や艶有り塗装になります。サイディング材は近年の住宅では主流となる素材です。表面にザラつきが少なく、撥水性もあるのでコケが生えにくい外壁材です。艶有りは艶なしの反対で、光沢感があるので胞子が風で飛んできても付着しづらくなります。もちろん、どのような外壁材を選んだとしても、コケのみならず、汚れや色あせ、チョーキング現象なども発生します。ひび割れなども起こるために、どのような外壁材でも定期的に外壁塗装が必要になることを頭に入れておきましょう。

外壁塗装 コケについてのまとめ

コケについて簡単にご紹介しました。外壁塗装は、建物が劣化しないために必要になる施工になります。コケは、外壁に這うように成長して広がってしまい、マダラな緑色の外壁に見せてしまいます。美観のためにも外壁塗装は必要になるでしょう。耐用年数は10年〜と考えて、耐用年数の長い塗料を用いましょう。このとき、コケが付着しづらい艶有りタイプや防汚加工された塗料を用いると良いでしょう。コケを発生させずに建物を守ることは必要です。

以上、【外壁塗装 コケ】緑色の苔を見逃すと建物に深刻な被害になりかねない…でした。

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