スレート屋根は日本の一軒家では多く見かける構造の屋根です。瓦とは異なり、平べったい長方形の瓦を敷き詰めた構造ですので、屋根がフラットに見えて、シンプルですっきりとした外観になります。使われる素材はセメントが主成分です。また既成のサイズがあり、厚さ５ミリでサイズは幅91cm×高さ41.4cmです。このパネルを屋根の下地に釘で打ち込んで固定します。スレート屋根は工事や塗装も短期間で済みますし、屋根自体の軽量化もできます。
スレート屋根で外壁塗装は外観をよくする
スレート屋根を外壁塗装するべき理由の1つに、外観をよくすることが挙げられます。スレート屋根は既定のパネルを工場で作って、それを持ちこんで屋根に打ち込みます。そのため1つ1つに味があるというよりも、大量生産型でシンプルなものがほとんどです。ですから、そのまま打ち込むだけでは個性がありませんし、壁などと雰囲気が合わないといったケースも出てきます。そんな場合にも外壁塗装をすることで、カラーで変化を付けられます。自分のイメージに近い家を屋根の部分からも実現できるのです。スレート屋根の主成分はセメントですから、それに対応した塗料は多くあります。塗料によって特徴も違ってくるので、目的や好みで選べる幅が広いのは魅力でしょう。屋根は一番太陽をダイレクトに受ける部分ですから、紫外線に強い外壁塗料は基本です。あとはプロに相談しながら、外観のイメージと機能性の両方のバランスがよく、屋根を守る塗料を選ぶことがおすすめです。
スレート屋根で外壁塗装だと防水性を高める
スレート屋根で外壁塗装をするべき理由は、防水性を高めることも重要ポイントです。まずスレート屋根の構造ですが、屋根の下地があり、その上に防水シートがかぶせられます。そして屋根が釘で打ち込まれています。屋根と屋根の間にはわずかに隙間があります。ですから屋根塗装をしないと、このわずかなすき間からも雨がしみこみます。湿気なども年月をかければ、劣化を早める原因になりますしカビやコケの繁殖にも繋がります。外壁塗装で隙間をカバーしつつ、屋根の防水自体も高めることが可能です。スレート屋根に使われるセメント素材自体も水をはじく性質はありませんので、塗料で弾くことが効果的です。もちろん少しくらい水が入っても、防水シートや屋根の下地も吸収力があるので、すぐに家の中に水が入るといったことはありません。しかし、じわじわと劣化は進みますから、長い目で見た時に外壁塗装の有無で防水性はかなり変わってきます。安全で快適な暮らしにはスレート屋根で外壁塗装は必須と言えるでしょう。
スレート屋根で塗装はいつ塗りかえるが適切か
スレート屋根の塗装塗替えで、どのくらいのタイミングがいいのかですが、環境や使っている塗料によって異なります。とはいっても平均的に10年を目安にするとよいでしょう。今の屋根塗料材は進化しているので、暑さ寒さや紫外線にも強くなっていて、耐久性もアップしています。しかし、ダメージは出てきますので、だいたい10年に1度の塗替えは考えなくてはなりません。交換のタイミングとしては屋根に苔が生えてきた、色あせが顕著になってきた、釘が浮いてきたり割れやヒビがあるときには注意しましょう。これらの症状があれば、10年経っていなくても状況を慎重に見るべきタイミングです。スレート屋根の場合は軽量化されていて扱いやすいですから、塗替えも工法によっては短くすることもできます。ですから先延ばしにすることなく、プロの業者に相談して対処をする方がよいでしょう。あくまでも10年は目安ですから、もっと早くに外壁塗装が必要になる場合もあります。
外壁塗装業者はスレート屋根に関してもプロ！
では、スレート屋根の塗装をチェックして欲しい、実際に見積もりを頼みたいとなったらどうすればいいのでしょうか。まずは屋根の状態を見極めることが必要ですが、普段は見えない場所ですからじっくり専門的に見ることが大切で、それが点検にもなります。しかし素人が自分で屋根に登るのは絶対に辞めて下さい。危険ですし、表面上を見てもスレート屋根の状態は判断できません。専門家である外壁塗装業者に依頼するのがベストです。外壁だけではなく屋根塗装もプロですから、屋根の仕組みから塗料の種類や状態も知識と経験豊富で判断できます。もちろん危険性への対策も万全に取っているので、安心して任せられます。もし再塗装が必要となっても、塗料で適したものを紹介してくれたり、工法も時間や予算に合わせて提案してくれるでしょう。外壁塗装業者は屋根の塗装に関してもプロですから、スレート屋根の状態が気になったら、無理に自分で調べようとせずにお願いするのがおすすめです。
スレート屋根の塗装で押さえるべきポイント
屋根の瓦にもいろいろとありますが、多くの一軒家で使われているのがスレート屋根です。軽量化することで地震の多い日本には適した屋根で、施工も時短でできるなどのメリットがあります。ただ素材がセメントなので防水性の面では塗装をしないと頼りないのも事実です。的確でしっかりとした外壁塗装であれば、雨から家を守ってくれます。しかしダメージが出てくると隙間から雨や湿気が入ってくるので、屋根全体、さらには家にもマイナスです。スレート屋根の塗装すべきサイクルは10年に1度ですが、あくまでも目安です。環境によってはもっと早く劣化することもあるので、定期的にチェックをして早目の塗り直しの方がメリットが多いです。結果的にダメージを最小限にとどめて、時間も手間も費用も抑えることができます。チェックは屋根に登るので自分で行うことは避けましょう。外壁塗装業者に依頼して、状態をチェックしてもらうことが可能です。そのまま塗り直しの相談もできますから、プロの技を発揮してもらう場面です。
