家の外壁、いつまでもきれいでいてもらいたいものです。
しかし新築であれだけ綺麗だった外壁、気がついてみると結構汚れがついて何となくみすぼらしくなってくるものです。
そうした経年の汚れというもの、避けては通れないものですが、それを軽減しようと思った場合幾つかの選択肢があります。
できるだけ我が家の汚れ、見た目をきれいに維持する方法、考えてみませんか。
それが家の寿命にも、大きく関わって来るのです。
外壁塗装 汚れ防止 ①外壁の代表的な汚れは
外壁の汚れ、と一言で言ってしまいますが、でも原因の違う汚れが幾つもあります。
その代表的なものは、雨だれによる汚れでしょう。
換気口や窓の冊子から、黒い汚れが下に向かってついているのが、雨だれ汚れです。
自然現象のよるものなので、町中をよく見てみるとほとんどの家に見られる現象です。
また白かったはずの家がグレーっぽくなった、逆に黒い外壁の家が白っぽくなってくる場合もあります。
これは埃による汚れです。
家の外壁全体が、くすんで見えてくるのですね。
加えて排気ガスによる汚れもついてしまうと、特に白い外壁の家の外観は悲しいことになりかねません。
これら外壁汚れ、放置しておくと家の劣化も招くことになります。
外壁塗装 汚れ防止 ②色にも注意
外壁の汚れは家を劣化させるものですが、とりあえず修繕工事までの間汚れを目立たなくする方法もあります。
最も簡単な方法としては、外壁の色を汚れの目立たないものにすることです。
例えば、交通量の多い道路のそば家を建てる場合、茶色系の汚れがつくことが多いです。
つまり、土埃の色ですね。
これを目立たなくするには、ブラウン系の塗料で外壁を塗るのがおすすめです。
同様に、苔が生えやすいつまり湿度の多い場所ならグリーン系がよろしいですね。
グレイ系の色合いは、ほとんどの汚れの色味に対応できますので、しかも落ち着いた色合いなので最もおすすめになります。
修繕工事は10年に1回が目安になりますが、次の修繕工事まで何とか外壁の汚れを目立たなくしたい。
そんな場合には、塗料の色を考えることで家の汚れを目立たなくすることも可能なのです。
デメリットとしては、汚れが目立たないので気が付かずに放置、と言う危険性があるということです。
外壁塗装 汚れ防止 ③外壁材の種類
色だけでなく、外壁の素材にも汚れを目立たなくする効果のあるものは幾つかあります。
タイルやサイディング、モルタルなどがその代表です。
特にタイルは耐久性の非常に高い素材です。
傷や汚れ、紫外線による劣化なども殆どありません。
見た目もかっちりときれいに仕上がるので、人気の素材です。
ただ問題点としては、費用がいささか多めにかかるということです。
とは言え、耐久性の高さを考えると、初期費用に余裕があるなら選択肢の1つに入れておくといいでしょう。
サイディングは、凸凹の少ない素材ですので、その分汚れがつきにくいという利点があります。
凸凹が多ければ、そこに汚れがつきやすくなるものです。
それを考慮した場合、サイディングを外壁にすることも選択肢に入れてみませんか。
タイルよりも費用がかからないことも、利用者には嬉しいメリットです。
ただこの場合も、10年から20年で塗り替えがおすすめです。
そこまで行くと、どうしても汚れが目立ってきてしまいます。
外壁塗装 汚れ防止 ④低汚染塗料
外壁の素材もですが、塗料を厳選することで外壁汚れを防ぐことも可能です。
低汚染塗料と呼ばれるもので、従来の塗料よりも汚れを防ぐ効果が大きくなっています。
というのも、低汚染塗料の場合、、親水性が高いことが特徴なのです。
従来の塗料だと雨水を弾いてしまい、汚れは張り付きやすくなってしまいます。
しかし低汚染塗料の場合親水性が高いので、油分の汚れが一時的についたとしても、はじきあうため汚れが密着せずに済むのです。
結果、塗装表面と汚れとの間にすき間ができ、雨水が流れることによって汚れも一緒に洗い流されていくのですね。
ちょっとした、セルフクリーン機能とも言えるでしょう。
ホコリは微生物の餌になるので、それが外壁につくとつまりはカビなどが繁殖してしまいます。
汚れが付く前に防止する、それにはこの低汚染塗料が非常にお役立ちになります。
耐用年数は、使われている樹脂の種類によって違ってきます。
最も耐用年数が長いのは、フッ素ですね。
現在幾つものメーカーが、色々な種類の低汚染塗料を発売していますので、予算と用途に合わせて選ぶのがいいでしょう。
初期費用が普通の塗料よりかかりますが、先手必勝で外壁汚れを防ぐにはこれが一番効果的です。
外壁塗装 汚れ防止 まとめとして
一過性、次の修繕工事で外壁の塗り直しをするまで、とにかく汚れが目立たなければいいなら、外壁の色や素材で対応ができます。
もちろんきちんと10年に1回は、修繕工事をするという前提においてのことです。
しかし外壁自体をもっと根底から守りたいという場合、低汚染塗料の使用がおすすめになります。
この塗料を使うことで、外壁素材自体の傷みも最低限に抑えられますし、長期に渡ってきれいな外観を保つこともできます。
予算や立地なども計算に入れて、選んでいってください。
せっかく建てた家です。
できるだけきれいに、長く住みたいものですね。
そのために多少の初期費用を費やしても、外観汚れを目立たなくもしくは軽減していくこと、考えてみませんか。