外壁塗装の塗料の種類と特徴は？違いが生まれるポイントも徹底解説！– 施工品質や費用に与える影響とは –

外壁塗装では塗料を選んで施工します。外壁塗装の塗料とは外壁の既存塗料を剥がした後に、新たに塗って塗膜を作る材料のことです。外壁の色を決めるだけでなく、外壁を保護する役割も果たします。塗料の種類によってさまざまな違いがあるため、外壁塗装をするときには塗料の選び方が重要です。この記事では外壁塗装で使用する塗料について詳しく解説します。代表的な種類や外壁塗装に与える影響について理解して、適切な塗料を選び出しましょう。

外壁塗装の塗料の種類が与える影響

外壁塗装の塗料の選び方によってどのような影響があるのでしょうか。最もよく注目されている観点は耐用年数、施工品質、施工費用の3つです。塗料の種類によって寿命が異なるため、次に外壁塗装をしなければならない時期が異なります。短寿命の塗料では5年くらいで塗り替えが必要になりますが、長寿命の塗料にすると20年くらい大丈夫なこともあります。施工品質の観点では塗料によって取り扱いのしやすさや色合いが異なるため影響があります。機能性のある塗料もあるため、施工後の居住環境にも影響が大きい点です。また、施工費用が塗料によって異なるのは、主に塗料の単価が異なるのが理由です。一般的には寿命が長く、機能性が高い塗料は単価が高くなっています。耐用年数が長ければ外壁塗装の頻度は少なくて済むことやの居住環境を良くする機能があれば快適になることを考慮して、費用対効果を考えて塗料を選ぶことが重要です。

外壁塗装で用いられる塗料の代表的な種類

外壁塗装ではさまざまな種類の塗料が用いられていますが、居住用の建物の場合にはシリコン塗料が一般的です。耐用年数と施工費用のバランスが取れていて、機能的にも安定しているので標準的な塗料になっています。シリコン塗料の耐用年数は一般的には10年前後です。やや長寿命の塗料として用いられるようになってきたのがラジカル塗料やフッ素塗料で、どちらも15年くらいの耐用年数があります。逆に短寿命だけれど単価が安いので用いられることがあるのがウレタン塗料やアクリル塗料です。ウレタン塗料の平均的な耐用年数は8年くらいで、アクリル塗料の場合には6年くらいになっています。頻繁に外壁を塗り替えたいと思っているなら、ウレタン塗料やアクリル塗料も選択肢になります。この他にも今までにないくらいに長寿命の無機系塗料も登場しました。シリコン塗料の2倍くらいの単価になっていますが、寿命も2倍くらいなので長期的に見ると費用対効果が高い塗料です。

水性塗料と油性塗料の違い

外壁塗装の塗料には水性と油性の違いもあります。シリコンやアクリルなどといった分類は塗料として外壁に定着させるための樹脂などの成分の種類を指しています。水性、油性という分類は樹脂や顔料などを溶かす溶剤として、水を使用しているか、有機溶剤を使用しているかで分けています。溶剤は使用する樹脂や顔料などの溶解性による使い分けが必要です。現在では環境調和性や作業環境の安全性、施工中や施工後の住環境の向上などを考慮して水性塗料が多くなっています。油性塗料の場合には有機溶剤が揮発するため、大気汚染の原因になるだけでなく、臭いがするのが問題になるからです。有機溶剤は身体にも良いとは言えないため、水性塗料が主流になっています。ただ、有機溶剤の揮発性の高さを生かせる油性塗料は乾きやすいメリットがあり、一般的には耐久性の高い施工が可能です。そのため、施工環境によっては油性塗料が使用される場合もあります。

迷ったときの塗料の選び方

外壁塗装の場合には迷ったときにはシリコン塗料の水性塗料を第一選択として考えましょう。費用対効果が高く、施工中に臭いなども気にならないで済む方法だからです。足場の設置ができないなど、外壁塗装が難しい環境の場合には長寿命のフッ素塗料や無機系塗料を選んで施工頻度を減らすのが得策です。また、屋根塗装も同時に実施する場合には油性塗料の使用も検討した方が良いでしょう。屋根塗装では耐久性を重視して施工する必要性が高いため、今でも油性塗料がよく使用されています。外壁塗装と同じ塗料を使用した方が安上がりになることが多いので、違う塗料を使った場合と費用の違いを明確にするために見積もりを両方とも出してもらうのがおすすめです。また、機能性を重視したい場合には塗料の樹脂や液性よりも、必要としている機能で選びましょう。遮熱塗料や断熱塗料などのさまざまな種類があるので比較検討してみるのがおすすめです。

外壁塗装の塗料のまとめ

外壁塗装の塗料や施工の頻度、品質、費用に大きな影響を与えるので選び方が重要です。どの塗料がベストかは居住やメンテナンスに対する考え方によって異なります。迷ったときには機能性にこだわりがないならシリコン塗料が無難です。機能性にこだわりたい場合には機能性塗料を比較して検討しましょう。屋根塗装を外壁塗装と同時に施工する場合には、塗料を一緒にした方が安上がりになることがよくあります。外壁塗装では水性塗料が主流ですが、屋根塗装の品質を向上させるために油性塗料も検討するのがおすすめです。もし塗料の選び方で迷ったなら、塗装業者に希望を伝えて候補を選定してもらいましょう。 以上、外壁塗装の塗料の選び方がわからない！迷ったときに知っておきたいこと...でした。